梨の
栽培が
盛んな
千葉県松戸市が
中米カリブ海の
ドミニカ共和国と
梨の
栽培を通して
交流することになり、
覚書が
交わされました。
松戸市は、
梨の
生産量が
全国一の
千葉県内でも
有数の
産地で、「
二十世紀梨」が
最初に
栽培された
地ともされています。
松戸市役所では15日、織原和雄副市長とドミニカ共和国のエミリオ・トリビオ農地庁長官が梨の栽培を通した交流を進める覚書を交わしました。
両者の交流は、去年9月、市内の梨園の視察に訪れたドミニカ共和国の駐日公使が梨の栽培に関心をもったことがきっかけだということです。
覚書では今後、松戸市が梨の苗木をドミニカ共和国に送って、栽培の技術指導を行い、▽ドミニカ共和国は梨の苗木の調査・研究を行うことなどが盛り込まれています。
このあとトリビオ長官らは、市内の梨園を訪れ、農家から栽培のポイントや注意点などの説明を受け、試食をして松戸の梨を味わっていました。
トリビオ農地庁長官は「松戸の梨はとても甘くて品質が高いとわかった。松戸市の協力を受けて梨を栽培し、現地の生産作物として成功させたい」と話していました。