東京電力福島第一原子力発電所の
事故で、
福島県から
横浜市に
自主避難してきた
現在、
中学1年の
男子生徒がいじめを
受けていた
問題で、
横浜市の
林文子市長は
学校や
教育委員会のいじめへの
対応が
遅れたとして、
当時の
対応を
検証するよう
指示しました。この
問題は、
原発事故で
福島県から
横浜市に
自主避難してきた
現在、
中学1年の
男子生徒が、
転校してきた
小学校で
名前に
ばい菌の「
菌」を
付けて
呼ばれるなどのいじめがあったと、
今月、
市の
教育委員会の
第三者委員会が
認定したものです。
横浜市の林市長は、16日の会見で第三者委員会から学校や教育委員会の対応の遅れを指摘されたことについて、「全国的に重大ないじめが発生したことを受けて、『いじめ防止対策推進法』が制定されたのに、現場で活用できなければ全く意味はない」と述べ、当時の対応が遅れたことを認めました。
そのうえで教育委員会に対し、対応が遅れた理由など、当時の対応を検証するよう指示したことを明らかにしました。
また、林市長は、「何回も死のうと思った」などと生徒が手記に残していたことについて、「大変苦しく、つらい気持ちが伝わってきました。このような思いをさせてしまったことに胸が苦しい気持ちでいっぱいです。このような気持ちを抱かせる前にもっと寄り添った対応ができなかったのかという思いです」として謝罪しました。