宮城県にある
2つの
幼稚園と
小学校1校で、
園児や
児童など
合わせて
300人余りが、
相次いで
おう吐や
下痢などの
症状を
訴え、
一部の
人からノロウイルスが
検出されました。
宮城県などは、
集団感染と
見て
調べるとともに、
食事の
前やトイレのあとに
手洗いを
徹底するよう
呼びかけています。
仙台市や
宮城県によりますと、
仙台市泉区の
幼稚園で、
14日から
16日にかけて、
園児と
職員合わせて
101人が、
相次いで
おう吐や
下痢などの
症状を
訴えました。
また石巻市では、幼稚園で今月2日から16日までに園児と教職員合わせて73人が、また小学校でも今月8日から15日までに児童と教職員合わせて137人が、それぞれ下痢などの症状を訴えました。
患者は合わせて311人に上り、いずれも症状は軽く、回復に向かっているということです。
一部の人からはノロウイルスが検出され、県などは、集団感染と見て感染経路などを調べています。
宮城県内では、ことし9月から16日までに、ノロウイルスによると見られる集団感染が、去年の同じ時期のおよそ3倍に当たる35件報告され、特に今月に入ってから急激に増えているということです。
宮城県などは、食事の前やトイレのあとにはせっけんを使ってよく手を洗い、患者が出た施設や家庭では、消毒を徹底するよう呼びかけています。