いじめを
苦に
自殺したと
見られる
青森市の
女子中学生を
写した
作品が、
写真コンテストで
一時、
賞を
取り消された
問題で
19日、
写真コンテストが
行われた
青森県黒石市で
改めてこの
作品の
展示が
行われています。
展示されているのは、ことし
8月、いじめを
苦に
自殺したと
見られる
青森市の
中学2年、
葛西りまさん(
当時13)が
舞台で
踊る
様子を
写した
作品です。
この作品は、黒石市などが主催した夏祭りがテーマの写真コンテストで、最高賞の黒石市長賞に決まりましたが、被写体が葛西さんとわかったあと賞を取り消されました。その後、遺族が納得できないとして写真を公開し、さらに市民などからも抗議の声が多く寄せられ、黒石市は賞の取り消しを撤回し、遺族に謝罪していました。
作品は、19日と20日黒石市で開催される「黒石りんごまつり」の会場で展示され、会場の一角には、地元の子どもたちが、いじめを題材に考えた標語なども展示されています。
会場を訪れた小学3年の男の子は「亡くなる10日前の写真と聞き、悲しくなりました。いじめはもちろん、悪口などで人を傷つけてはいけないと改めて思いました」と話していました。