栃木県と
群馬県にまたがる
日光白根山について、
気象庁は
来月6日から、
火山活動の
高まりに
応じて
住民などがどう
行動すべきかを
5段階で
示す、「
噴火警戒レベル」の
運用を
始めることになりました。
日光白根山は
栃木県と
群馬県にまたがる
標高2578メートルの
活火山で、
明治時代を
最後に
噴火は
確認されていませんが、
周辺ではたびたび
地震活動が
活発化し、
5年前の
巨大地震のあとにも
一時的に
地震活動が
活発化しています。
この日光白根山について、気象庁は地元の自治体などと協議したうえで、来月6日の午後2時から「噴火警戒レベル」の運用を始めることになりました。
気象庁の「噴火警戒レベル」は、火山活動の高まりに応じて、住民や登山者などがどう行動すべきかを5段階で示す情報で、全国37の火山ですでに導入されています。
噴火警報とともに発表される「レベル5」は、危険とされる地域から避難する必要があることを、「レベル4」は避難の準備が必要なことをそれぞれ示します。また、火口周辺警報とともに発表される「レベル3」と「レベル2」は、それぞれ入山の規制と火口周辺への立ち入り規制が必要なことを示すほか、「レベル1」は活火山であることに注意が必要な状態を示します。
気象庁によりますと、日光白根山では現在火山活動に特段の変化はなく、今後も変化がなければ「レベル1」を発表する予定だということです。