奈良県奈良市の興福寺で20日、とても古い仏像や楽器などに油のような液体がかけられているのが見つかりました。文化庁などが21日に寺の中を調べると、ほかの仏像や建物にも液体がかけられていました。
去年の3月〜5月にも、奈良県や千葉県など16の県などにある寺や神社で、油のような液体がかけられる事件がありました。興福寺は「去年の事件があってから、気をつけていました。1300年前からある宝を守ることができなくて残念です」と話しています。
ほかにも、奈良市にある東大寺や、橿原市にある橿原神宮でも液体がかけられた物が見つかりました。警察は、誰がどうして液体をかけたのか調べています。