東京・
八王子市でおととし
起きた
傷害事件で、
事件とは
無関係だった
中国人の
男性2人が
逮捕・
起訴された
問題で、
誤認逮捕した
警視庁の
幹部が
25日、
2人に
直接会って
謝罪しました。
謝罪を
受けたのは、おととし
1月に
東京・
八王子市の
路上で
男性が
殴られてけがをした
事件で、
事件とは
無関係だったにもかかわらず
傷害の
疑いで
逮捕・
起訴された、いずれも
中国人の
47歳と
39歳の
男性です。
付き添った弁護士によりますと、2人は、八王子警察署と本庁の組織犯罪対策総務課の幹部と25日に面会し、「犯人ではないのに逮捕してしまい申し訳なかった」などと謝罪されたあと、捜査の経緯についても説明を受けたということです。
誤認逮捕された後に起訴されたことで、47歳の男性は113日間、39歳の男性は98日間身柄を拘束されたことになり、謝罪を受けたあと、報道陣の取材に応じた39歳の男性は「真摯(しんし)に対応してくれたが、複雑な思いです。気持ちが晴れることはありません」と話していました。
2人に付き添った牛田喬允弁護士は、「捜査を尽くして客観証拠を集めようという姿勢が足りなかったのではないか。こうしたミスが起きないよう求めていきたい」と話していました。この問題では、東京地方検察庁立川支部も2人に対し、近く謝罪する予定です。