4年後の
東京オリンピック・パラリンピックの
経費削減を
目指す、
東京都、
政府、
組織委員会、
IOC=
国際オリンピック
委員会の
4者協議は、
27日、
実務者による
作業部会を
開き、
競技会場の
見直しなどについて
議論しています。
4者協議の
作業部会は、
午後2時すぎから
都内のホテルで
各団体の
実務者が
参加して
始まりました。
会議は非公開で行われ、東京都が大会の経費を抑えるため見直しを提案したボートとカヌー、バレーボール、水泳の3つの競技会場について、話し合われています。
これらの競技会場をめぐっては、今月初めの会議で課題の洗い出しが行われ、その後、候補となっている会場の視察や費用の分析が進められてきました。
出席者によりますと、27日の会議では、それぞれの見直し案を実現するにあたっての課題の整理や、経費の削減策について意見を出し合っているということです。
4者協議は、29日、トップ級の会議が開かれますが、東京都の小池知事がボート・カヌーの会場を宮城県に移すことなどを含めた複数案とともに会議に臨む考えを示している一方で、組織委員会や会場選定に深く関わる国際競技団体は当初の計画でコスト削減を目指すべきだとして、場所の変更に反対しています。
こうした中、4者協議での2回の会合を経てどのような結論を導き出すのか注目されます。