東京電力福島第一原子力発電所の
事故で
横浜市に
自主避難した
生徒がいじめを
受けていた
問題を
受けて、
群馬県教育委員会が
県内に
避難している
児童や
生徒を
対象に
調査を
行ったところ、
子どもが
震災で
避難していることを
理由に
悪口を
言われたというケースが
1件あり、「いじめがあった」として、
保護者にいきさつを
説明しました。
群馬県教育委員会は、
横浜市で
起きたいじめを
受けて、
先月、
福島、
宮城、
岩手の
3県から
群馬に
避難してきている
公立の
小中学校と
高校の
児童と
生徒合わせて
199人を
対象に、
今年度、いじめを
受けたことがあるかや、
不登校になっていないかを
緊急に
調査しました。
その結果、子どもが震災で避難していることを理由に悪口を言われたというケースが1件確認され、教育委員会は「いじめがあった」として、保護者にいきさつを説明しました。
教育委員会は、子どもに配慮して、住んでいる自治体や学校名、性別などを明らかにしていませんが、この子どもは同級生から震災に関わる悪口を言われ、近くにいた別の同級生が注意したということです。
その後、悪口はなくなり、現在子どもは登校しているということです。
群馬県教育委員会は、震災で避難した児童や生徒について、最大限の配慮と支援に努めるよう、県内の各教育委員会などに通知することにしています。