韓国で
パク・クネ(
朴槿
恵)
大統領に対する
弾劾をめぐる
動きが
進む
中、
大統領が、
近く、
与党が
求めている
来年4月末の
辞任を
受け入れることを
表明するという
見方が
出ていますが、
与党内での
弾劾に
同調する
流れを
押し返せるかは
不透明です。
韓国では
一連の
事件をめぐってパク・クネ
大統領の
退陣を
求める
世論を
背景に
野党3党が
大統領の
弾劾を
求める
議案を
国会に
提出し、
与党「
セヌリ党」の
非主流派がこれに
同調しています。さらに、「セヌリ
党」のチョン・ジンソク(
鄭鎮
碩)
院内代表が、
5日、「
採決が
今月9日に
行われれば
党の
全員が
採決に
臨み、
良心に従って
投票すべきだ」と
述べ、
主流派も
含めた
党の
所属議員が
個人の
判断で
賛成票を
投じることもやむをえないという
姿勢を
示したことから、
議案が
可決される
見通しが
一段と
強まっています。
こうした中、5日、国会で開かれた聴聞会で、大統領府のホ・ウォンジェ(許元斉)政務首席秘書官は「大統領はセヌリ党の党員として決定を受け入れると言っている」と述べ、パク大統領が党から求められている来年4月末の辞任を受け入れることを近く表明するという見方を示しました。これに関連して一部の韓国メディアは、早ければ6日にも大統領が再び談話を発表するという観測を伝えています。
ただ、与党の非主流派は、強硬な世論を意識して、パク大統領が辞任の時期を明示しても弾劾を推し進めるべきだという姿勢を崩しておらず、大統領が新たな談話を通じて与党内での弾劾に同調する流れを押し返せるかは不透明です。
大統領府の周辺では5日から、平日も夜10時までは200メートル離れた場所までデモ行進をすることが認められ、早速、一部の市民が行進して大統領は即時退陣すべきだと訴えていました。