浄水設備の
導入をめぐり
業者から
現金を
受け取ったとして
受託収賄などの
罪に
問われ、
先月、
2審の
判決で
有罪を
言い渡された
岐阜県美濃加茂市の
藤井浩人市長が
辞職する
意向を
固めたことがわかりました。「
市民に
信を
問いたい」として
改めて
市長選挙に
立候補する
方針で、
7日の
市議会で
正式に
表明する
見通しです。
岐阜県美濃加茂市の
藤井浩人市長は、
浄水設備の
導入をめぐり
業者から
現金を
受け取ったとして
受託収賄などの
罪に
問われ、
先月、
名古屋高等裁判所は
1審の
無罪判決を
取り消し、
執行猶予のついた
有罪を
言い渡しました。
藤井市長側は「現金の授受は一切ない」として上告し、これまで市長を続ける考えを示していましたが、6日夜、NHKの取材に対し、辞職する意向を固めたことを明らかにしました。
そのうえで、「不当な判決とたたかいながら、引き続き市長を続けることについて市民に信を問いたい」と述べ、改めて市長選挙に立候補する方針を示しました。
藤井市長は、7日開かれる市議会でこうした意向を正式に表明し、近く市議会議長に辞表を提出する見通しです。
公職選挙法の規定では、市長から辞職の申し出を受けた議長が選挙管理委員会に通知した翌日から50日以内に、市長選挙が行われることになっています。