自民じみん・公明こうめい 税制ぜいせい改正かいせい大綱たいこう きょう決定けってい

この中なかでは、焦点しょうてんとなっていた所得しょとく税ぜいの「配偶はいぐう者しゃ控除こうじょ」について、女性じょせいが働はたらきやすい環境かんきょうを整ととのえるため、パートで働はたらく妻つまなど、３さん８はち万まん円えんの控除こうじょが受うけられる配偶はいぐう者しゃの給与きゅうよ収入しゅうにゅうの上限じょうげんを、今いまの年間ねんかん「１いち０ぜろ３さん万まん円えん以下いか」から「１いち５ご０ぜろ万まん円えん以下いか」に引き上ひきあげ、対象たいしょうを拡大かくだいするとしています。

また、世帯せたい収入しゅうにゅうの急激きゅうげきな減少げんしょうを抑おさえるために取とられてきた措置そちについては、配偶はいぐう者しゃの収入しゅうにゅうが１いち５ご０ぜろ万まん円えんを超こえたあとは、２に０ぜろ１いち万まん円えんにかけて段階だんかい的てきに控除こうじょ額がくを縮小しゅくしょうするとしています。

一方いっぽう、控除こうじょの対象たいしょう拡大かくだいによって、全体ぜんたいの税収ぜいしゅうが減へらないよう「所得しょとく制限せいげん」を設もうけ、夫おっとなどの年間ねんかんの給与きゅうよ収入しゅうにゅうが１いち１いち２に０ぜろ万まん円えんを超こえると控除こうじょ額がくを段階だんかい的てきに減へらし、１いち２に２に０ぜろ万まん円えんを超こえると控除こうじょが受うけられなくなるとしています。

また、酒税しゅぜいでは、麦芽ばくがの比率ひりつなどで税率ぜいりつが異ことなる「ビール系けい飲料いんりょう」について、平成へいせい３さん２に年ねん１０月じゅうがつから段階だんかい的てきにビールを減税げんぜいする一方いっぽう、発泡はっぽう酒しゅと「第だい３さんのビール」を増税ぞうぜいし、１いち０ぜろ年ねん後ごの平成へいせい３さん８はち年ねん１０月じゅうがつに、税額ぜいがくを３さん５ご０ぜろミリリットル当あたり５ご４よん．２に５ご円えんに一いち本ほん化かするとしています。

さらに、自動車じどうしゃ関連かんれん税制ぜいせいでは、いわゆるエコカー減税げんぜいを来年らいねん春はるから２に年間ねんかん延長えんちょうする一方いっぽうで、販売はんばいされる新車しんしゃの９きゅう割わり程度ていどが減税げんぜい対象たいしょうとなっている今いまの燃費ねんぴ基準きじゅんを厳きびしくして、来年らいねん春はるから１いち年間ねんかんは８はち割わり程度ていど、再さい来年らいねん春はるからは７なな割わり程度ていどに絞り込しぼりこむとしています。

一方いっぽう、不動産ふどうさん関連かんれん税制ぜいせいでは、いわゆるタワーマンションについて、上うえの階かいほど価格かかくが高たかい実態じったいを踏ふまえて、再来さいらい年度ねんどから、高たかさ６ろく０ぜろメートルを超こえる新築しんちくマンションの固定こてい資産しさん税ぜいの税額ぜいがくを、１いち階かいと比くらべて４よん０ぜろ階かいは１いち０ぜろ％、５ご０ぜろ階かいは１いち２に．６ろく％などと高たかくなるよう見直みなおすとしています。

自民じみん・公明こうめい両りょう党とうは、８はち日にち、政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうらが会談かいだんして、来年度らいねんどの税制ぜいせい改正かいせい大綱たいこうを、正式せいしきに決定けっていすることにしています。