ことし
1年の
世相を
漢字ひと
文字で
表す「
今年の
漢字」が
京都の
清水寺で
発表され、
リオデジャネイロオリンピックや
政治とカネの
問題にちなんで「
金」が
選ばれました。「
金」が
選ばれたのは、これで
3回目です。「
今年の
漢字」は
京都に
本部がある
日本漢字能力検定協会が、この
1年の
世相を
表すひと
文字を
一般から
募集し、
最も
多かった
字が
選ばれます。
ことしは、およそ15万3000通の応募の中から「金」という字が選ばれ、京都市東山区の清水寺で森清範貫主が大きな和紙に書き上げました。
協会によりますと、選ばれた理由はリオデジャネイロオリンピックで日本人選手の金メダルに日本中が沸いたことや東京都の舛添前知事の政治資金問題など政治とカネの問題が次々と浮上したこと、それに金髪が印象的なドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領選挙に勝利したことなどが挙げられています。
「金」が選ばれたのは、シドニーオリンピックが行われた16年前と、ロンドンオリンピックが行われた4年前に続いて、これで3回目です。
清水寺の森貫主は「金という字が選ばれる年はオリンピックがあり、多くの人たちが選手の活躍をしっかり見ていると思いました」と話していました。
2番目に多かったのは、アメリカ大統領選挙などにちなんで「選」。
3番目には、熊本地震をはじめ東北や北海道での大雨などの災害で天変地異が起きたなどとして「変」が選ばれました。