Japanese News: “顔パス”で支払い実用化に向け実証実験

“顔かおパス”で支払しはらい実用じつよう化かに向むけ実証じっしょう実験じっけん

Dec 12, 2016 14:12

Furigana

指紋しもんや静脈じょうみゃくなど体からだの特徴とくちょうで個人こじんを識別しきべつする「生体せいたい認証にんしょう」の活用かつようが広ひろがる中なか、大手おおて金融きんゆうグループが、カードや現金げんきんを持ち歩もちあるかなくても、カメラに顔かおを向むければ支払しはらいができるいわば“顔かおパス”のシステムの実用じつよう化かに向むけて、実証じっしょう実験じっけんを始はじめました。この“顔かおパス”のシステムは、大手おおて金融きんゆうグループが、電機でんきメーカーと共同きょうどうで開発かいはつし、グループ会社かいしゃの社員しゃいん食堂しょくどうで実証じっしょう実験じっけんを始はじめました。

食堂しょくどうに設置せっちされた機械きかいで、メニューを選えらぶボタンを押おすと、備え付そなえつけのカメラが顔かおを撮影さつえいし、事前じぜんに登録とうろくされた顔かおのデータと一致いっちすれば、代金だいきんが給与きゅうよから天引てんびきされる仕組しくみです。

金融きんゆう機関きかんの間までは、指紋しもんや手ての静脈じょうみゃくの形かたちを示しめせば、口座こうざの開設かいせつや支払しはらいができるサービスが広ひろがっていますが、今回こんかいのシステムについて、大手おおて金融きんゆうグループは、識別しきべつのスピードが早はやく、なりすましがより難むずかしいとしていて、システムの使い勝手つかいがってや安全あんぜん性せいの面めんでも、競争きょうそうが激はげしくなっています。