北陸新幹線の
福井県の
敦賀から
大阪までのルートを
検討している
与党の
委員会は、
14日の
会合で、
福井県小浜市を
通って
京都駅に
南下する「
小浜・
京都ルート」が
適切だとする
報告をまとめ、ルートの
絞り込みを
終える
見通しになりました。
北陸新幹線の
福井県の
敦賀から
大阪までの
区間について、
与党の
検討委員会は、「
小浜・
京都ルート」のほか、
京都府北部の
舞鶴市を
経由して
京都駅に
向かう「
舞鶴ルート」、それに
滋賀県の
米原駅で
東海道新幹線に
合流する「
米原ルート」の
3つの
候補から
絞り込む
作業を
進めてきました。
委員会は14日開く会合で、これまでの検討結果を報告として取りまとめ、この中で「小浜・京都ルート」が適切だとする判断を示す方針です。このルートが、国の試算で所要時間が最も短く投資に見合う効果も見込めること、また、運営主体のJR西日本が支持していることなどが主な理由で、これにより検討委員会はルートの絞り込みを終える見通しです。
そのうえで、京都から先の新大阪までの区間については、今後、国土交通省が示すデータを踏まえ、来年3月末までに固めたいとしています。
この報告を踏まえ、上部組織の与党のプロジェクトチームが、来年度予算案の決定前の今月20日に北陸新幹線の「小浜・京都ルート」を最終的に選定する見通しです。