フランス
東部に
留学中の
日本人の
女子大学生の
行方がわからなくなった
今月4日の
夜、
20代の
男の
留学生が
一緒に
食事をしたあと
女子大学生が
住む
学生寮に
行った
可能性があることがわかりました。この
日の
深夜、
学生寮で
大きな
物音がしたという
複数の
証言があり、
警察が
関連を
捜査するとともに
20代の
留学生の
行方を
調べています。フランス
東部の
ブザンソンに
留学している
筑波大学3年生の
黒崎愛海さん(
21)は
今月4日から
行方がわからなくなりました。
現地の
警察によりますと、
黒崎さんは
4日の
夜に
20代の
留学生と
レストランで
食事をしたあと
行方がわからなくなったということで、
警察は
事件に
巻き込まれた
可能性があると
見ています。
警察によりますと、この留学生は食事のあと女子大学生の住む学生寮に行った可能性があるということで、警察はNHKの取材に対し、この日の深夜、学生寮で大きな物音が聞こえたという複数の証言があることを明らかにしました。これについて地元メディアは24日、監視カメラの映像などから留学生が4日夜に学生寮に行っていたことがわかり、複数の学生が叫び声を聞いたと伝えています。
警察は女子大学生の行方がわからなくなったこととの関連を捜査するとともに、すでにフランスを出国した留学生が何らかの事情を知っていると見て行方を調べています。
同じ寮に住む学生の話
黒崎愛海さんが暮らしていた学生寮の部屋のドアは赤いテープで封鎖され、今月15日に警察が部屋を調べたことを示す文書が貼られていました。
向かいの部屋に住んでいるフランス人の女子大学生は、黒崎さんについて「共用の台所で何度か話をしましたが、とても控えめで穏やかな感じでした。いつも楽しそうで、よく出かけていました」と印象を語り、同じ寮で生活する日本人の友人たちも心配してショックを受けていると話していました。
またペルーから留学している女子大学生は、大学側が黒崎さんの情報提供を呼びかけたことで初めて知ったとしたうえで、「いつも授業やアルバイトのあと夜になって寮に戻るので自分に何かが起きたらと思うととても不安です」と心配そうに話していました。