日本新聞: ノロウイルスなど感染性胃腸炎患者過去２番目の多さに

激はげしいおう吐おうとや下痢げりを引き起ひきおこすノロウイルスなどによる感染かんせん性せい胃腸いちょう炎えんの患者かんじゃ数すうは、直近ちょっきんの１いち週間しゅうかんで６ろく万まん６ろく０ぜろ０ぜろ０ぜろ人にん余あまりと、この時期じきとしては過去かこ２に番目ばんめの多おおさとなっています。専門せんもん家かは主流しゅりゅうとなっているウイルスの遺伝子いでんしに複数ふくすうの変化へんかが起おきていて、過去かこに免疫めんえきを獲得かくとくした人ひとでも再ふたたび感染かんせんする可能かのう性せいがあるとして、手洗てあらいなどの対策たいさくの徹底てっていを呼よびかけています。国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょによりますと、全国ぜんこくおよそ３さん０ぜろ０ぜろ０ぜろの小児しょうに科かの医療いりょう機関きかんから今月こんげつ１いち８はち日にちまでの１いち週間しゅうかんに報告ほうこくがあった、ノロウイルスなどによる感染かんせん性せい胃腸いちょう炎えんの患者かんじゃは６ろく万まん６ろく０ぜろ１いち５ご人にんで、この時期じきとしては、大だい流行りゅうこうとなった平成へいせい１いち８はち年ねんに次つぐ多おおさとなっています。

１いち医療いりょう機関きかんあたりの患者かんじゃ数すうは、山形やまがた県けんが４よん７なな．２に７なな人にんと最もっとも多おおく、次ついで宮城みやぎ県けんが３さん４よん．０ぜろ８はち人にん、埼玉さいたま県けんが３さん１いち．６ろく６ろく人にん、宮崎みやざき県けんが３さん０ぜろ人にん、富山とやま県けんが２に９きゅう．２に４よん人にんなどと、２に１いちの都府県とふけんで大おおきな流行りゅうこうが疑うたがわれる警報けいほうレベルの「２に０ぜろ人にん」を超こえています。

今こんシーズン、大おおきな流行りゅうこうが起おきているのは、感染かんせんの主流しゅりゅうとなっている「Ｇじ-※２に．２に」と呼よばれるタイプのウイルスの遺伝子いでんしに複数ふくすうの変化へんかが起おきていて、過去かこに免疫めんえきを獲得かくとくした人ひとでも再ふたたび感染かんせんする可能かのう性せいがあるからだと専門せんもん家かは指摘してきしています。

ノロウイルスに詳くわしい北里きたざと大学だいがくの片山かたやま和彦かずひこ教授きょうじゅは「年末ねんまつ年始ねんしで人ひとの集あつまる機会きかいが増ふえるため、特とくに家族かぞくに感染かんせん者しゃが出でた場合ばあい、感染かんせんが広ひろがるおそれがあり、手洗てあらいを徹底てっていするとともに、調理ちょうりの際さいは十分じゅうぶん、加熱かねつするなど対策たいさくを取とってほしい」と話はなしています。

（「Ｇじ-※２に」部分ぶぶんの２には、本来ほんらいはローマ数字すうじです）

警報けいほうレベルの２に１いち都府県とふけんは

山形やまがた県けん・宮城みやぎ県けん・埼玉さいたま県けん・宮崎みやざき県けん・富山とやま県けん・東京とうきょう都と・愛媛えひめ県けん・福井ふくい県けん・神奈川かながわ県けん・千葉ちば県けん・兵庫ひょうご県けん・香川かがわ県けん・三重みえ県けん・静岡しずおか県けん・大分おおいた県けん・茨城いばらき県けん・福島ふくしま県けん・大阪おおさか府ふ・愛知あいち県けん・長野ながの県けん・岡山おかやま県けん