政府は、
去年開催を
見送った
日中韓3か国による
首脳会議をことしの
早い
時期に
開催したい
考えですが、
パク・クネ(
朴槿
恵)
大統領の
弾劾をめぐる
韓国の
混乱に
加え、
稲田防衛大臣が
靖国神社を
参拝したことに
中国と
韓国が
反発していて、
調整が
難航することも
予想されます。
日本、
中国、
韓国の
3か国による
首脳会議は、
去年、
日本が
議長国として
開催を
目指してきましたが、パク・クネ
大統領の
弾劾を
求める
議案が
可決されるなど、
韓国の
内政の
混乱などを
受けて、
開催が
見送られました。
政府は、3か国の首脳が定期的に会談し経済や人的交流など幅広い分野で意見交換する枠組みは重要だとして、ことしの早い時期に日本で開催したい考えで、外務省幹部によりますと、日本のこうした方針に中国と韓国から異論は出ていないということです。
ただ、韓国で内政の混乱が収まる見通しは立っていないことに加えて、アメリカの最新ミサイルシステム「THAAD」への配備をめぐって、中韓両国の関係が冷え込んでいることから、中国が早期開催に慎重姿勢を崩さないという見方もあります。
また、年末に稲田防衛大臣が就任後初めて靖国神社を参拝したことに中国や韓国が反発していて、今後、両国との関係に影響を与える可能性もあり、首脳会議の開催に向けた調整が難航することも予想されます。