フランス
東部で
日本人の
女子大学生の
行方がわからなくなってから
1か月になります。
捜査当局は、
捜索に
全力を
挙げるとともに、
殺人の
疑いで
国際手配している
チリ人の
男との
間で
交際をめぐる
トラブルがなかったかについても
調べています。フランス
東部の
ブザンソンに
留学している
筑波大学3年生の
黒崎愛海さん(
21)が
先月4日に
行方がわからなくなってから、
現地は
1か月となりました。
地元の検察は「あらゆる場所を捜している」と述べ、黒崎さんの捜索に全力を挙げています。
この事件では、名前の公表されていないチリ人の男が殺人の疑いで国際手配されていますが、検察は、黒崎さんとの間で交際をめぐるトラブルがなかったかについても調べています。
検察は3日の記者会見で、黒崎さんが留学する前にこの男と日本で交際していたことを把握しているとしたうえで、「2人が別れたのは最近だ」と明らかにしています。
そして、男が黒崎さんの住む学生寮に行ったと見られる先月4日夜に「何があったか推測できる情報を持っている」と述べ、この時にトラブルが起きたのではないかと疑っていることを示唆しています。
男はすでにチリに帰国していて、今後、捜査が本格化するものと見られます。
語学学校の留学生は
黒崎さんの行方が依然としてわからない中、黒崎さんが通っていたフランス東部ブザンソンの大学の語学学校では、留学生たちから、黒崎さんの無事を祈ったり、不安を訴えたりする声が聞かれました。
このうち、韓国人の留学生の男性は、「私は2日前にここに来たばかりで、ニュースで彼女のことを知りました。同じアジアからの留学生として、とても悲しい気持ちですが、彼女が生きて見つかることを祈っています」と話していました。
また、オーストラリア人の留学生の女性は、「ブザンソンは安全な町だと思っていたのでとても悲しいです。彼女は私と同じような年齢ですが、こんなことが起きるなんて信じられません」と話していました。