一番乗りの
参拝を
目指して
参拝者が
境内を
全速力で
駆け抜ける、
新年恒例の
福男選びが、
兵庫県西宮市の
西宮神社で
行われました。「えべっさん」と
呼ばれ
親しまれている
西宮神社では、
商売繁盛を
祈願する
十日えびすに
合わせて、
毎年1月10日の
朝に
福男選びを
行っています。
本殿にいち早く到達した順に3人目までをその年の福男とする伝統的な神事で、ことしはおよそ5000人が参加しました。
午前6時に太鼓の音を合図に神社の門が開かれると、参拝者たちは本殿までのおよそ230メートルを全速力で駆け抜けました。
ことし最初に本殿にたどりつき、一番福になったのは、川崎市の大学生、鈴木隆司さん(21)、二番福が兵庫県三田市の消防士、渡部涼さん(24)、三番福が兵庫県西宮市の高校生、小野陽之さん(16)で、3人がことしの福男に選ばれました。
一番福の鈴木さんは「とてもうれしいです。ことしは大学4年になり、就職活動があるので、この『福』を生かして、目指しているパイロットになれるよう頑張りたい」と話していました。