今月8日までの
1週間に
全国の
医療機関を
受診した
インフルエンザの
患者は、
1医療機関当たり
10.
58人と、この
時期としては
過去10年で
2番目に
多くなっていて、
専門家は「
特に、
受験を
控える
学生は
人混みを
避けるなどして
感染防止に
努めてほしい」と
注意を
呼びかけています。
国立感染症研究所によりますと、
今月8日までの
1週間に
全国およそ
5000の
医療機関を
受診したインフルエンザの
患者は、
1医療機関当たり
10.
58人で、この
時期としては
過去10年で
2番目の
多さとなっています。
流行状況を表す1医療機関当たりの患者数を都道府県別に見ますと、岐阜県が最も多く19.87人、次いで秋田県が18.3人、愛知県が18.25人、沖縄県が17.93人、茨城県が17.3人などとなっていて、42の都府県で前の週より患者の報告が増えました。
また、愛知県や北海道など10の道府県では、大きな流行が起きているおそれを示す「警報レベル」を超える患者数の地域が出ています。
国立感染症研究所の砂川富正室長は「インフルエンザは例年これからピークを迎えるため、今後も患者数の増加が予想される。特に、大学入試センター試験など、受験を控えている学生は、人混みを避けたり、手洗いやマスクの着用を徹底したりして、対策を取ってほしい。また、受験生の子どもを持つ親世代の患者が多いので、発症した家族は別室で休んだり、タオルの共用を避けたりして感染の拡大を防ぐほか、受験生自身も睡眠をしっかり取るなど体調を整えてほしい」と話しています。