20日午後、
岐阜市の
歯科医院で
院長の
50歳の
男性が
刃物で
切られて
死亡し、
警察は
患者の
58歳の
男を
殺人未遂の
疑いで
逮捕しました。
警察によりますと、
男は「
刺したことは
間違いないが、
殺すつもりはなかった」と
供述しているということで、
警察が
詳しいいきさつを
調べています。
20日午後2時すぎ、
岐阜市黒野南の
歯科医院「
渕野歯科」から「
患者が
暴れている」と
警察に
通報がありました。
警察が駆けつけたところ、処置室で、院長の渕野太賀臣さん(50)が首や腕などを刃物で切られ血を流して倒れていて、病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。
切りつけた男は逃走しましたが、警察は医院から数百メートル離れた自宅の近くにいた無職、長濱伸幸容疑者(58)を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
警察の調べによりますと、長濱容疑者はこの歯科医院の患者で、午後2時ごろ「院長と話がしたい」と医院を訪れ、直後に院長に切りつけたと見られています。警察によりますと、調べに対して長濱容疑者は「刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と供述しているということです。
現場の歯科医院はJR岐阜駅から北西におよそ6キロ離れた住宅街にあり、当時は診療中で、待合室には患者1人がいたということです。
警察は今後、容疑を殺人に切り替えることにしていて、詳しいいきさつなどを調べています。