生活保護を
受給している
人たちの
支援にあたっている
神奈川県小田原市の
職員らが、
不正受給は
許さないという
趣旨の
文言が
書かれた
ジャンパーを
着用していた
問題で、
受給者を
支援している
市民団体が、
市に対し
問題の
調査や
再発防止を
求める
申し入れを
行いました。この
問題は、
小田原市で
生活保護を
受給している
人たちの
支援を
担当している、
生活支援課の
職員らが「
不正受給をしようとする
人間はカスだ」という
趣旨の
文言が
書かれたジャンパーを
着用して
業務していたものです。
これを受けて、生活保護受給者を支援している市民団体が24日、小田原市役所を訪れ、ジャンパーが作られたいきさつを詳しく調べることや職員の意識改革など、再発防止を求める申し入れを行いました。
市によりますと、22日までに市の対応を批判する電話やメールなどがおよそ950件寄せられているということです。
申し入れをした、生活保護問題対策全国会議の幹事を務める立教大学大学院の稲葉剛特任准教授は「市は、差別的な意味はなかったとしているが、職員全体の意識を変える必要がある」と話していました。
小田原市福祉健康部の日比谷正人部長は「きょうの要望などを踏まえ検証を行い、研修プログラムも見直したい」と話していました。