千葉県館山市の
特別養護老人ホームで、
入所者と
職員、
合わせて
18人がインフルエンザに
感染し、このうち
入所者の
高齢の
女性2人が
死亡しました。
インフルエンザの
集団感染が
発生したのは、
千葉県館山市湊にある「
館山特別養護老人ホーム」です。
千葉県などによりますと、今月8日から17日までの間に、80代から100歳代までの入所者14人と、30代から60代までの職員4人の、男女合わせて18人がインフルエンザに感染したということです。
このうち、いずれも入所者の80代の女性が23日に死亡したほか、90代の女性が25日、死亡したということです。また、入所者1人が現在も微熱が続いているということですが、別の原因で亡くなった2人を除いた、ほかの13人は快方に向かっているということです。
この施設では、インフルエンザ対策として先月から建物内への入所者や職員以外の出入りを制限していたということで、今回の感染を受けて、改めてマスクの着用や消毒などの対策を進めているということです。
千葉県は、県内でインフルエンザの患者が急激に増えているとして25日、「インフルエンザ警報」を出していて、手洗いなどの予防の徹底のほか、福祉施設に対しては、加湿器の設置などの対策を取るよう呼びかけています。
「館山特別養護老人ホーム」の石渡雄二副施設長は、「感染予防に努めていた中で、インフルエンザの集団感染が発生したことはとても残念に思う。今後もインフルエンザの流行が続くので、引き続き館内の出入りの制限など対策を徹底していきたい」と話しています。