７なな２に代だい横綱よこづな 稀まれ勢ぜいの里さと 明治めいじ神宮じんぐうで奉納ほうのう土俵入どひょういり

続つづいて、２に６ろく日にちの綱つな打うちで作つくられた、真新まあたらしい純白じゅんぱくの綱つなを引き締ひきしまった表情ひょうじょうで受け取うけとりました。

このあと、稀まれ勢ぜいの里さとは初代しょだい・若乃花わかのはなの三みっつぞろいの化粧けしょうまわしと、綱つなを締しめ、太刀持たちもちに田子たつこノ浦うら部屋へやの弟弟子おとうとでしの高安たかやす、露払つゆはらいに松まつ鳳おおとり山さんを従したがえて、奉納ほうのう土俵入どひょういりを行おこないました。

緊張きんちょうした表情ひょうじょうの稀まれ勢ぜいの里さとは、攻せめと守もりの両方りょうほうを備そなえると言いわれる「雲竜うんりゅう型がた」の土俵入どひょういりを、ファンの前まえで初はじめて披露ひろうし、右手みぎてを斜ななめ前まえに出だしながら体からだを起おこす、せり上あがりを堂々どうどうと力強ちからづよく見みせました。

およそ１いち万まん８はち０ぜろ０ぜろ０ぜろ人にんが訪おとずれた明治めいじ神宮じんぐうの境内けいだいは大勢たいせいの人ひとで埋うめ尽つくされ、稀まれ勢ぜいの里さとに「日本一にっぽんいち」と声援せいえんを送おくったり、しこを踏ふむのに合あわせて、「よいしょ」と、大おおきな掛け声かけごえをかけたりして土俵入どひょういりを見守みまもり、大おおきな拍手はくしゅをおくっていました。

「感謝かんしゃの気持きもち込こめた」

稀まれ勢ぜいの里さとは「無事ぶじに終おえてよかったです。たくさんの方ほうに見みてもらえて、うれしかったし、ありがたかった」と心境しんきょうを語かたりました。

そして、初はじめてファンの前まえで披露ひろうした「雲竜うんりゅう型がた」の土俵入どひょういりについて、「感謝かんしゃの気持きもちも込こめて、一生いっしょう懸命けんめいやった。メリハリよく、力強ちからづよく、指先ゆびさきからつま先つまさきまで神経しんけいを通かよわせることを意識いしきして、しっかり集中しゅうちゅうしてやった」と、力強ちからづよく話はなしていました。

そして、横綱よこづな昇進しょうしんに関にかんする、さまざまな行事ぎょうじがあった、この１いち週間しゅうかんを振り返ふりかえり、「こんなに濃こい１いち週間しゅうかんは１いち５ご年間ねんかんで初はじめてだし、一生いっしょう忘わすれられない１いち週間しゅうかんになった。横綱よこづなとしての責任せきにんも、ますます強つよくなっていくと思おもうし、これからだと思おもう」と、気きを引き締ひきしめていました。

集あつまった人ひと 歴代れきだい２に位いの多おおさ

大だい相撲すもうの７なな２に代だい横綱よこづな・稀まれ勢ぜいの里さとが奉納ほうのう土俵入どひょういりを行おこなった明治めいじ神宮じんぐうには、１いち万まん８はち０ぜろ０ぜろ０ぜろ人にんが詰つめかけました。

日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいによりますと、これは５ご８はち代だい横綱よこづなの千代ちよの富士ふじの時ときの１いち万まん人にんを大おおきく上回うわまわり、６ろく５ご代だい横綱よこづなの貴乃花たかのはなの時ときの２に万まん人にんに次つぐ多おおさだということです。