東京23区などを
営業地域とするタクシーの
初乗り
運賃が
30日から
引き下げられ、ほとんどのタクシー
会社が
初乗り
運賃をおよそ
1キロまで
410円に
変更して
営業を
始めました。
初乗り
運賃の
引き下げは、
東京23区と
三鷹市、
武蔵野市を
営業地域とするタクシーで
30日から
始まりました。
国土交通省などによりますと、この地域で営業するほとんどのタクシー会社や個人タクシーが、初乗り運賃を、今の2キロまで730円から、1.052キロまで410円に変更しました。新しい運賃はおおむね、1.7キロまではこれまでより値下げになりますが、6.5キロを超えると逆に値上げになるということです。
運賃の変更を前に、29日、東京都内のタクシー会社の営業所では、従業員が窓に貼ってある「初乗り運賃730円」のステッカーを「410円」のものに貼り替える作業に追われていました。日本交通広報の小山泰生さんは「初乗り運賃の引き下げでタクシーに乗りやすくなるので、利用者の増加につながってほしい」と話していました。
国土交通省によりますと、30日昼までにはすべてのタクシーが新しい運賃にかわる見込みだとしていて、お年寄りや外国人旅行者などが短い距離で利用する「チョイ乗り」需要を期待したいとしています。