イギリスのエリザベス
女王が、
6日、
即位から
65年を
迎えました。
在位期間は
歴代の
君主で
最も
長くなっていますが、
90歳と
高齢であることから
公務の
負担を
減らす
動きが
進んでいます。
1952年に
25歳で
王位を
継承したエリザベス
女王は、
6日、
即位から
65年となり、
在位期間はイギリスの
歴代君主で
最長を
更新しました。
女王が出席する行事は行われませんでしたが、バッキンガム宮殿近くでは即位から65年を祝う祝砲が鳴らされました。
女王は現在90歳ですが、イギリスで健康や高齢を理由に王位を譲った例はないとされていて、即位65年を記念して発行されたコインには、女王が21歳の時に語った「すべての人生を国民にささげる」という言葉が記されています。
去年の世論調査では、退位の必要はないという意見が多くを占めていて、集まった人たちからも、「ずっと私たちの女王であるべきだ」とか、「女王は幸せだと思うし、続けることに何の問題もない」といった声が聞かれました。
ただ、イギリス王室は去年12月、女王が名誉総裁などを務める25の団体の公務から退くことを発表しました。
また、孫のウィリアム王子は、公務を増やすためにことし秋、生活の拠点を東部のノーフォーク州からロンドンに移すことを決めていて、女王の公務の負担を減らす動きが進んでいます。