神奈川県小田原市の
職員らが、
生活保護の
不正受給は
許さないという
趣旨の
文言が
書かれた
ジャンパーを
着て、
受給者の
家庭を
訪問していた
問題で、
職員らは、ほかにも
同じような
文言が
入った
ワイシャツやマグカップなどを
作っていたことがわかり、
市は
不適切だとして、
再発防止策を
検討しています。この
問題は、
小田原市で、
生活保護受給者の
支援を
担当する
職員らが、「
生活保護悪撲滅チーム」という
言葉を
ローマ字で
表したという「SHAT」や「
不正受給をしようとする
人間はカスだ」という
趣旨の
英語が
書かれたジャンパーなどを
着て、
業務にあたっていたものです。
この問題について小田原市は9日会見し、これまでの調査結果を公表しました。
それによりますと、職員らはほかにも同じような文言が入ったワイシャツ、フリース、携帯電話のストラップ、マグカップ、パソコンのマウスパッド、Tシャツ、ボールペンを作っていたということです。
業務中に職員が使っていたほか、人事異動の際の記念品として作られたものもあったということです。
市は今後、外部の有識者による検討会を設置し、今年度中に再発防止策をまとめることにしています。小田原市福祉健康部の日比谷正人部長は「改めて検証を進め、人権に関する研修を行っていきたい」と話していました。