東京都の
小池知事は、
築地市場の
移転の
延期に
伴う
市場業者の
損害に対する
補償について、「
現時点で
確実な
数字を
積み上げた」として、
当面の
経費として
50億円とする
考えを
明らかにしました。
築地市場の
豊洲市場への
移転の
延期に
伴う
市場業者の
損失について、
東京都は
延期が
原因と
認められる
損害を
対象に、ことし
4月から
補償を
始める
方針を
決め、
新年度の
補正予算案で
経費をいくら
計上するのか
検討していました。
これについて小池知事は10日の記者会見で、「現時点で確実な数字を積み上げた」と述べ、予算額を50億円とする考えを明らかにしました。
そのうえで、「全体像は業者への聞き取りを進めるなどして精査する。必要があれば予算を追加する」と述べ、補償総額が50億円を上回る場合は追加の補正予算案を編成する考えを示しました。
予算額について、東京都では有識者らでつくる委員会が示した方針に基づいて90億円台半ばと見積もり、最終的な調整を進めましたが、都の関係者によりますと、見積もりに厳密さを求める知事側の意向を受けて精査した結果、当面の経費として50億円とすることで決着したというこです。