国立がん研究センターの研究グループは、がんが見つかってから10年あとに生きている人がどのくらいいるか調べました。2003年までの4年にがんが見つかった4万5000人の中で、10年あとに生きていた人は58.5%でした。
胃がんは67%、大腸がんは69%でした。5年あとに生きていた人は75%と76%だったため、どちらも10年あとは約7ポイント少なくなりました。
肺がんは33%、乳がんは82%で、5年あとに生きていた人より約12ポイント少なくなりました。
肝臓がんは16%で、5年あとに生きていた人より20ポイント少なくなりました。
研究グループは「医者やがんの人たちが治療のあとの生活のしかたなどを考えるときに、このデータを役に立ててほしいです」と話しています。