天皇陛下の
退位をめぐる
法整備などに
向けて、
衆参両院の
正副議長は
20日、
与野党各会派から
意見を
聞くことにしていて、
今後退位を
一代限りとするのか、
恒久的な
制度とするのかなど、
国会としての
考え方の
取りまとめに
向け
調整を
本格化させる
方針です。
天皇陛下の
退位をめぐる
法整備などに
向けて
衆参両院の
正副議長は、
来月中旬までをめどに
国会としての
考え方を
取りまとめたいとしていて、
20日、
衆議院議長公邸で、
与野党各会派の
代表者から
個別に
意見を
聞くことにしています。
この中で自民党、公明党のほか日本維新の会や日本のこころは、「将来にわたる退位の要件を現時点で定めるのは困難だ」などとして、一代限りの退位を可能とする特別法の制定が望ましいという意見を伝えることにしています。
これに対し、民進党、共産党、自由党、社民党は「一代限りの退位ではなく、皇室典範の改正による恒久的な制度にすべきだ」などとする考えを示すことにしています。
大島衆議院議長は、今の国会で必要な法整備を行うべきだという考えを示していて、衆参両院の正副議長は20日の各会派の意見を踏まえて、今週23日に改めて会談し、退位や具体的な法整備の在り方など、国会としての考え方の取りまとめに向け調整を本格化させる方針です。