麻生副総理は2日の参議院予算委員会で、ペンス副大統領の来日予定に合わせて、来月中旬に初めてとなる経済対話を行う方向で調整を進めていることを明らかにしました。
これに関連し、政府内からは、閣僚の議会承認が遅れるなど、トランプ政権の体制が十分に整っておらず、直ちに本格的な協議を行うのは難しいのではないかという見方の一方、トランプ大統領が打ち出したアメリカ国内のインフラ整備に、日本企業が積極的に参入できるよう、環境整備を進める必要があるという指摘も出ています。
政府は経済対話で、インフラ投資や貿易に関する枠組みなど、分野ごとに双方の担当閣僚が協議していくことなどを確認したい考えで、近く世耕経済産業大臣が、通商政策を主導するロス商務長官と会談するために訪米するなどして、調整を進めることにしています。