しかし、会見の開始予定時間の15分前になって、大使館の関係者が集まった報道陣に対して「会見は行わないことになった」と述べ会見を中止すると明らかにしました。リ・ジョンチョル氏の記者会見を取材しようと、大使館の前には、日本や欧米メディアなどの記者やカメラマン50人以上が集まっていて、みな、中止の理由や今後の会見の予定などを問いただしましたが、大使館の関係者は「事情があって中止になった」とだけ述べ、大使館の中に戻っていきました。
リ・ジョンチョル氏は当初、4日にも北朝鮮に帰国すると見られていましたが、北朝鮮の当局者によりますと、マレーシアに残る家族とともに帰国したい考えだということで、これまでのところ中国からの出国は確認されていません。