Japanese News: 北朝鮮弾道ミサイル船舶などの被害情報確認されず

６ろく日にち朝あさ、北朝鮮きたちょうせんの西岸せいがんから弾道だんどうミサイル４よん発はつが発射はっしゃされ、およそ１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろキロ飛とんで、このうち３さん発はつが日本にっぽん海うみの日本にっぽんの排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきの中なかに落下らっかしたと推定すいていされています。船舶せんぱくや航空こうくう機きなどに被害ひがいの情報じょうほうは確認かくにんされておらず、防衛ぼうえい省しょうが詳くわしく分析ぶんせきを進すすめています。防衛ぼうえい省しょうによりますと、６ろく日にち午前ごぜん７なな時じ３さん４よん分ふんごろ、北朝鮮きたちょうせん西岸せいがんのトンチャンリ（東ひがし倉くら里さと）付近ふきんから弾道だんどうミサイル４よん発はつが東ひがしに向むけて、ほぼ同時どうじに発射はっしゃされました。

いずれもおよそ１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろキロ飛とんで、秋田あきた県けんの男鹿おが半島はんとうの西にしおよそ３さん０ぜろ０ぜろキロから３さん５ご０ぜろキロの日本海にほんかいに落下らっかし、このうち３さん発はつが日本にっぽんの排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきの中なかに落下らっかしたと推定すいていされるということです。

また防衛ぼうえい省しょう関係かんけい者しゃによりますと、４よん発はつの弾道だんどうミサイルは、いずれも高度こうどがおよそ２に７なな０ぜろキロと推定すいていされ、特異とくいな高たかさには至いたっていないということです。また４よん発はつとも発射はっしゃからおよそ１いち０ぜろ分ふん後ごに日本海にほんかいに落下らっかしたということです。

これまでのところ、船舶せんぱくや航空こうくう機きなどへの被害ひがいの情報じょうほうは確認かくにんされていないということで、海上かいじょう保安庁ほあんちょうは、付近ふきんを航行こうこうする船舶せんぱくに対にたいして今後こんごの情報じょうほうに注意ちゅういするとともに、落下らっか物ぶつを発見はっけんした場合ばあいは近ちかづかないよう呼よびかけています。

また、水産庁すいさんちょうが秋田あきた県けんなどを通をつうじて確認かくにんしたところ、操業そうぎょう中ちゅうしている漁船ぎょせんの被害ひがいの情報じょうほうはこれまでにないということです。

防衛ぼうえい省しょうは、ミサイルが落下らっかしたと推定すいていされる海域かいいきに航空こうくう機きを出だして破片はへんなどがないか捜索そうさくを進すすめているほか、今回こんかいの発射はっしゃについて詳くわしく分析ぶんせきを進すすめています。

ミサイル移動いどう式しき発射はっしゃ台だい使用しようか

政府せいふ関係かんけい者しゃによりますと、今回こんかいの弾道だんどうミサイル発射はっしゃは、移動いどう式しきの発射はっしゃ台だいを使つかって発射はっしゃされた可能かのう性せいがあるということです。

北朝鮮きたちょうせんは、去年きょねん、合あわせて２に０ぜろ発はつ余あまりの弾道だんどうミサイルを発射はっしゃしていますが、政府せいふ関係かんけい者しゃによりますと、発射はっしゃの兆候ちょうこうを事前じぜんに把握はあくすることがより困難こんなんな移動いどう式しきの発射はっしゃ台だいや、潜水せんすい艦かんからの発射はっしゃをくり返くりかえしていると分析ぶんせきしています。

政府せいふは、今回こんかいの弾道だんどうミサイル発射はっしゃについても、アメリカや韓国かんこくと連携れんけいするなどして情報じょうほうを収集しゅうしゅうし、ミサイルの種類しゅるいなどの詳くわしい分析ぶんせきを進すすめることにしています。

ミサイルは高度こうど２に７なな０ぜろキロと推定すいてい

防衛ぼうえい省しょう関係かんけい者しゃによりますと、北朝鮮きたちょうせんから発射はっしゃされた４よん発はつの弾道だんどうミサイルは、いずれも高度こうどがおよそ２に７なな０ぜろキロと推定すいていされるということです。

北朝鮮きたちょうせんが去年きょねん６月ろくがつに、ムスダンと見みられる中なか距離きょり弾道だんどうミサイルを発射はっしゃした際さいは、高度こうどが１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろキロ以上いじょうに達たっし、通常つうじょうより角度かくどを高たかくして高たかい高度こうどまで打ち上うちあげるロフテッド軌道きどうで発射はっしゃしたと見みられていますが、今回こんかいは特異とくいな高度こうどまで飛とぶような状況じょうきょうは確認かくにんされていないということです。