福岡県豊前市の国道で乗用車がガードレールを突き破って、およそ5メートル下の住宅の敷地に転落し、運転していた72歳の男性が死亡しました。現場の道路は片側1車線で、乗用車から見て右にカーブしていたということで、警察が事故の原因を調べています。
(28日)
福岡県大川市では、72歳の女性が運転する乗用車が店舗に突っ込みました。車は、入り口のガラス製の扉を突き破り、店内の商品棚にぶつかって止まりましたが、けがをした人はいませんでした。当時、女性は、店の前の駐車スペースに車を止めようとしていて、「車道と歩道の段差を乗り越えるときにアクセルを踏みすぎた」と話しているということです。
高齢者の事故相次ぐ
(28日)
福岡県豊前市の国道で乗用車がガードレールを突き破って、およそ5メートル下の住宅の敷地に転落し、運転していた72歳の男性が死亡しました。現場の道路は片側1車線で、乗用車から見て右にカーブしていたということで、警察が事故の原因を調べています。
(28日)
福岡県大川市では、72歳の女性が運転する乗用車が店舗に突っ込みました。車は、入り口のガラス製の扉を突き破り、店内の商品棚にぶつかって止まりましたが、けがをした人はいませんでした。当時、女性は、店の前の駐車スペースに車を止めようとしていて、「車道と歩道の段差を乗り越えるときにアクセルを踏みすぎた」と話しているということです。
(28日)
兵庫県三木市の中国自動車道で、軽トラックが上り車線を逆走して大型トラックと正面衝突し、運転していた90歳の男性が死亡しました。警察によりますと、軽トラックは高速道路上でUターンし、およそ3キロにわたって逆走したと見られるということです。死亡した男性は、1年4か月ほど前に運転免許を更新し、その際、認知症が疑われる兆候はなかったということですが、男性の妻は警察に対して「最近、夫が物忘れをするようになった」と話しているということです。
(3月2日)
那覇市で道路を歩いていた2人が軽乗用車にはねられ、いずれも骨折などの大けがをしました。軽乗用車は2人をはねたあと建物の壁などに衝突してようやく止まり、運転していた69歳の男性は「事故が起きたときのことはよく覚えていない」と話しているということです。
死亡事故1年で献花
(3日)
去年3月、群馬県高崎市で70代の高齢者が運転する車が登校中の小学生の列に突っ込み、1年生だった清水海翔くん(当時7歳)がはねられて死亡しました。事故の原因は、アクセルとブレーキの踏み間違えだったと見られています。
事故から1年となったこの日、父親の健志さんが現場を訪れて、花を手向けたあと静かに手を合わせました。また、海翔くんが通っていた小学校の教師や児童も訪れ、千羽鶴を供えていました。健志さんは「高齢者に限らず、体調に異変を感じたら運転は控えてほしいです。この苦しみをほかの人に味わってほしくありません」と述べて、交通事故の防止を訴えました。
各地で事故防止の取り組み
(4日)
75歳以上のドライバーが信号無視などの交通違反をした場合に認知機能の検査を義務づける改正道路交通法が今月12日に施行されるのを前に、法律の改正点についてよく知ってもらうための催しが岡山市で開かれました。会場には、認知機能の検査を体験できるコーナーが設けられ、「きょうは何曜日ですか」といった質問や、画面に映し出された絵を覚える問題などが出されました。お年寄りの中には制限時間内に回答できずに慌ててしまう人もいました。また、事故を防ぐための最新技術が搭載された車の試乗会も行われ、訪れた人たちは、障害物を検知すると自動的にブレーキがかかる機能や、誤ってアクセルを強く踏んでも急発進しない機能を体験していました。岡山県警の担当者は「高齢ドライバーには自分の体の衰えをよく知った上で、運転してもらいたいです」と話していました。
鹿児島県曽於市では、車の運転に不安を感じる高齢者の自主的な免許返納につなげようと、高齢者の買い物の送迎を行う取り組みが始まりました。警察や地元の社会福祉法人などが協力して行うもので、交通が不便な地域に住む高齢者を対象に買い物の送り迎えを無料で行うということです。曽於市社会福祉協議会の担当者は「高齢者が事故を起こす危険を少しでも減らせるよう、取り組みを広げていきたい」と話しています。