15日のニューヨーク
株式市場は、
FRB=連邦準備制度理事会が
利上げを
決めたものの、
今後の
利上げのペースは
緩やかになるという
見通しから
安心感が
広がり、
ダウ平均株価は
110ドル以上値上がりしました。
15日のニューヨーク株式市場は、
今回の
会合で
利上げを
決めた
FRBが、
今後の
利上げについては
慎重に
判断するとの
見通しを
示したことから、
投資家の
間で
安心感が
広がりました。
このため買い注文が出て、ダウ平均株価は、前日より112ドル73セント高い2万950ドル10セントで取り引きを終えました。
一方、ニューヨーク外国為替市場は、利上げのペースが加速するとの予想から買い進められていたドルが売られて円が買われたため、円相場は、FRBの発表前より1円以上値上がりし、一時、1ドル=113円台前半まで円高が進みました。
市場関係者は、「最近の経済指標やFRBの幹部の発言から、利上げのペースが速まると見ていた投資家が多かったが、ことしの利上げの回数の見通しが、去年12月の段階と変わらなかったため、FRBは追加の利上げには慎重だという受け止めが広がった」と話しています。