ロシアの
首都モスクワで、プーチン
政権に
批判的な
野党勢力が
開いた
集会に対し、
警察が
解散を
命じ、
市民団体によりますと、
これまでに1300
人以上が
拘束されました。
野党勢力は
来月予定されている
新たな
集会への
参加を
呼びかけていて、
再び緊張が
高まることが
予想されます。モスクワでは、ことし
9月の
市議会議員選挙に
向けて、
野党勢力の
候補者50
人余りが
立候補しようとしたものの、
書類の
不備などを
理由に
届け出が
受理されず、
反発が
広がっています。
モスクワ市役所の前では27日、立候補できなかった候補者やその支持者などおよそ3500人が、公正な選挙を求める集会を開こうと集まったところ、警察が解散を命じ、従わなかった人たちを次々と拘束しました。
内務省は、これまでに1074人を拘束したと発表していますが、野党系の市民団体は1300人以上が拘束されたと主張しています。
野党勢力側は、来月3日にもモスクワで新たな集会を開くことを明らかにし、インターネットを通じて支持者や若者に参加を呼びかけていて、プーチン政権との間で再び緊張が高まることが予想されます。