アメリカの
一部メディアは、アメリカ
政府が
国際テロ
組織アルカイダの
次の
指導者とみて
行方を
追っていたオサマ・ビンラディン
容疑者の
息子が
死亡したと
伝えました。
アメリカの
NBCテレビやニューヨーク・タイムズ
紙がアメリカ
政府の
複数の
高官の
話として
伝えたところによりますと、2001
年の
同時多発テロ
事件を
首謀したアルカイダの
指導者、オサマ・ビンラディン
容疑者の
息子、ハムザ・ビンラディン
容疑者が
死亡したということです。
父親のオサマ・ビンラディン容疑者は、8年前に潜伏先のパキスタンでアメリカ軍の特殊部隊によって殺害されましたが、ハムザ容疑者は、これまで父親が殺害されたことへの報復として、アメリカに対する攻撃を呼びかけていました。
このためアメリカ政府は、アルカイダの次の指導者とみて2年前、国際テロリストに指定したほか、ことし2月には最大100万ドルの懸賞金をかけて行方を追っていました。
アメリカのメディアは、ハムザ容疑者が懸賞金をかけられる前に殺害され、アメリカもその作戦に関わっていた可能性を伝えていますが、殺害の場所や時期など詳細は不明だとしています。
またトランプ大統領は、記者団の質問に対して「コメントしたくない」と述べ、事実関係の確認を避けました。