日本自動車販売協会連合会などのまとめによると、先月、国内で販売された新車は、45万9456台で、去年の同じ月より4%増え、2か月ぶりのプラスとなりました。
このうち乗用車や貨物車などの「登録車」は6.7%増えました。一方、軽自動車は、検査不正の影響で生産調整を続けているスズキの販売が落ち込んだことなどから、0.6%減りました。
消費税率の10%への引き上げまで2か月となりましたが、新車の販売への影響について、業界団体の担当者は「前回、5年前の消費税率の引き上げ前には、駆け込み需要で販売が大きく伸びましたが、今回は、政府の景気対策で減税措置がとられることもあって、これまで目立った駆け込み需要は出ていない」と話しています。