八朔は昔の暦で8月1日のことです。
京都の祇園では8月1日に、着物を着た舞妓や芸妓が、歌や踊りを見せる店や踊りの先生の所へ行って感謝の気持ちを伝えています。八朔のあいさつと言われています。昔この日に、農家の人がお世話になっている人に育てた稲を贈ったことから始まりました。
舞妓たちは、お世話になっている店の玄関で「これからもよろしくお願いします」とあいさつしました。店のおかみさんは「暑いのにご苦労さまです」と言っていました。
芸妓の1人は「歌や踊りを見せる店があるおかげで私たちがいます。『ありがとうございます』という気持ちであいさつしています」と話していました。