中国文化観光省は7月31日、中国から台湾への個人旅行を認める制度を8月1日から停止すると発表しました。台湾との緊張が高まる中で、実質的に中国本土から台湾への個人観光旅行を全面的に禁止します。
中国本土から台湾への出張や団体旅行は引き続き認められます。
この数カ月は、米国から台湾への兵器売却や香港の民主化デモ、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総裁の訪米などを巡って関係が悪化していました。
7月24日に中国政府が発表した国防白書では、蔡政権を国家の安全と社会的安定を脅かす脅威と位置付けています。