羽田空港の
国際線を
増やすため、
国が
計画する
都心上空を
通過する
新たな
飛行ルートについて
話し合う、
国と
関係自治体の
協議会が
開かれ、
国は
周辺自治体に対し、
来年3月末からの
新ルートの
運用開始について
改めて理解を
求めました。
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、羽田空港の国際便を増やすため、都心上空を通過する新たな飛行ルートなどを設け、国際便の発着回数を年間およそ6万回から9.9万回に増やす計画です。
7日は、国土交通省で協議会が開かれ、東京都や東京23区の区長でつくる特別区長会のほか、千葉県など関係する自治体の関係者らが出席しました。
協議会では、はじめに国土交通省の担当者から、都心上空を通過する新たなルートを来年3月29日から運用を開始する方針について説明したうえで改めて理解を求めました。
これに対し、自治体側からは「新ルートは来年の東京大会の実現に向けて極めて重要で、手続きを着実に進めてほしい」などといった、新ルートへの理解を示す意見が相次ぐ一方で、旅客機の騒音や落下物への十分な対策を求める意見もでました。
国土交通省は、7日出された自治体の意見を踏まえて、8日にも新たな飛行ルートについて判断する見通しです。