1985年8月12日、東京から大阪に向かっていた日本航空の飛行機が群馬県上野村の山の中に落ちました。日本で起こった飛行機事故の中でいちばん多い520人が亡くなりました。
事故から34年になった12日、亡くなった人たちの家族などが上野村の山に登りました。家族たちは飛行機が落ちた場所にある石碑の前に着くと、静かに祈っていました。
午後6時からは、山の下のほうにある「慰霊の園」で家族や日本航空の人などが式を行って、悲しい事故がまた起こらないように祈りました。
事故で祖父が亡くなった27歳の男性は「娘を連れて、初めて山を登りました。『元気に育っているよ、この子を守ってください』という気持ちで祈りました」と話していました。