去年12月、もともとアメリカには生息していないオオスズメバチが、西部・ワシントン州で発見されました。オオスズメバチはミツバチを襲い巣を全滅させることなどもあり、アメリカでは侵略的外来種に当たります。科学者らは定着を阻止するため捕獲などを試みていました。
こうした中、22日、同じワシントン州で、全米で初めてとなるオオスズメバチの巣が発見されました。巣はバスケットボールほどの大きさで、数百匹がいると推定されていましたが、24日に駆除されました。オオスズメバチのアメリカへの侵入経路は分かっておらず、巣は他にもあるとみられていて、ワシントン州の当局などが人的被害防止や養蜂場の保護などの対策を進めています。