1年間ねんかんで0.55ポイント下落げらく

厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、仕事しごとを求もとめている人ひと1人にんに対にたいして企業きぎょうから何なん人にんの求人きゅうじんがあるかを示しめす、ことし9月つきの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは1.03倍ばいとなり、前まえの月つきを0.01ポイント下回したまわり9か月かげつ連続れんぞくで前まえの月つきより低ひくくなりました。

有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつが1.03倍ばいとなったのは、6年ねん9か月かげつ前まえの2013年ねん12月つき以来いらいです。

有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは去年きょねん9月つきからの1年間ねんかんで0.55ポイント下さがり、厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、年間ねんかんの下さげ幅はばとしてはオイルショックの影響えいきょうを受うけた1975年ねん7月つきの0.62ポイントに次つぐものとなっています。

全国ぜんこくのハローワークにある企業きぎょうからの求人きゅうじん、「有効ゆうこう求人きゅうじん数すう」は200万まん9091人にんと、去年きょねんの同おなじ月つきより68万まん6214人にん、率りつにして25.5％減少げんしょうしました。

このうち、9月つきに出だされた新規しんきの求人きゅうじんは75万まん8091人にんと、去年きょねんの同おなじ月つきより15万まん9083人にん、率りつにして17.3％減へりました。

新規しんき求人きゅうじんの減少げんしょう幅はばを産業さんぎょう別べつでみると、

▽生活せいかつ関連かんれんサービス業ぎょう、娯楽ごらく業ぎょうは32.9％、

▽宿泊しゅくはく業ぎょう・飲食いんしょくサービス業ぎょうは32.2％、

▽卸売おろしうり業ぎょう・小売こうり業ぎょうは28.3％、

▽製造せいぞう業ぎょうは26.7％などとなっています。

一方いっぽうで、

▽建設けんせつ業ぎょうは5.9％増加ぞうかしました。

有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつを都道とどう府県ふけん別べつでみると、最もっとも高たかいのは

▽福井ふくい県けんで1.44倍ばい、

次ついで

▽岡山おかやま県けんで1.38倍ばい、

▽島根しまね県けんで1.30倍ばい、などとなっています。

一方いっぽう、最もっとも低ひくかったのは

▽沖縄おきなわ県けんで0.64倍ばい、

▽神奈川かながわ県けんで0.74倍ばい、

▽滋賀しが県けんで0.82倍ばいなどとなっています。

有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつが1倍ばいを下回したまわったのは、14の道みちと県けんになっています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「一部いちぶで持ち直もちなおしの動うごきはあるものの、今後こんごの見通みとおしは不透明ふとうめいだ。企業きぎょうからの新あらたな求人きゅうじんがどうなるのかを注視ちゅうししていく必要ひつようがある」と話はなしています。