昨年12月、仙台市青葉区吉成1丁目、タクシー運転手佐々木孝さん=当時(76)=方が全焼し、2人が死亡、3人がやけどを負った火災で、佐々木さんと同居していた三男が家族5人を殺害するため火を付けた疑いが強まったとして、宮城県警捜査1課と仙台北署は30日、殺人と殺人未遂、現住建造物等放火の疑いで、住居不定、無職の男(24)を逮捕しました。
逮捕容疑は昨年12月25日午前2時ごろ、同居する家族を殺害するため自宅に火を付け、孝さんと兄の健さん=当時(29)=を殺害、健さんの妻=当時(26)=と、3歳と1歳の健さん夫妻の娘にやけどなどを負わせた疑いです。
男は火災後、現場を離れ、同日夜、自宅から南に約500メートル離れた青葉区の商業施設のトイレで、捜査員に発見されました。全身にやけどを負い、逮捕前まで入院していました。
県警によると、佐々木さん方は当時、孝さんと、健さん夫妻、夫妻の娘2人、男の6人暮らしでした。