大会は、感染防止対策として選手や関係者の検温・消毒を実施したり、沿道での応援自粛を要請したりするなどしたうえで開かれました。
レースは名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間、106.8キロで争われ、25チームが出場しました。
レースは終盤にかけて次々と順位が入れ代わる混戦となり、ことしの箱根駅伝で優勝した青山学院大に東海大、駒沢大が続く形で、各校のエースが並ぶ最終の8区に勝負がもつれ込みました。
そして、10キロ付近で青山学院大が遅れ始め、東海大と駒沢大の一騎打ちとなると、残り1キロ付近で駒沢大の2年生、田澤廉選手が一気にスパートをかけて東海大の4年生、名取燎太選手を突き放し、そのままフィニッシュしました。
駒沢大はこれまでの大会記録を2分以上縮める5時間11分8秒で、6年ぶり13回目の優勝を果たしました。
2位は2連覇を目指した東海大、3位は明治大、4位が青山学院大でした。
駒大 大八木監督「令和の常勝軍団となるチームに」
駒沢大の大八木弘明監督は「選手たちがエースの田澤までよく頑張ってたすきをつなぎ、エースがエースらしい走りをしてくれたので、本当にうれしい。1年、2年の若い選手が頑張っているので、これからまた令和の常勝軍団となるチームにしたい」と話していました。
最後の8区を走った駒沢大のエース、2年生の田澤廉選手は「8区のスタートでトップの青山学院大とおよそ30秒差でいけなくはないと思っていたが、東海大の名取燎太選手が引っ張ってくれた。優勝テープを1位で切ることが目標だったので、無事達成できてよかった」と笑顔で話していました。
総合成績
1位 駒沢大 5:11:08 大会新(6年ぶり13回目の優勝)
2位 東海大 5:11:31
3位 明治大 5:12:24
4位 青山学院大 5:12:42
5位 早稲田大 5:13:04
6位 東洋大 5:13:15
7位 帝京大 5:14:40
8位 順天堂大 5:14:43
9位 國學院大 5:15:16
10位 東京国際大 5:17:05
11位 中央学院大 5:19:25
12位 日本体育大 5:19:35
13位 山梨学院大 5:20:03
14位 日本大 5:20:41
15位 立命館大 5:22:26
16位 城西大 5:23:29
17位 皇學館大 5:27:25
18位 関西学院大 5:27:35
19位 びわこ学院大 5:29:35
20位 広島経済大 5:32:03
21位 京都産業大 5:32:33
22位 信州大 5:36:25
23位 札幌学院大 5:36:56
24位 日本文理大 5:38:04
25位 東北大 5:47:38
区間賞
1区(9.5km) 三浦 龍司 順天堂大 27:07 ※区間新
2区(11.1km) 川瀬 翔矢 皇學館大 31:24
3区(11.9km) 中谷 雄飛 早稲田大 33:42
4区(11.8km) 石原 翔太郎 東海大 33:16 ※区間新
5区(12.4km) 佐藤 一世 青山学院大 35:47 ※区間新
6区(12.8km) 長田 駿佑 東海大 37:22 ※区間新
7区(17.6km) 神林 勇太 青山学院大 51:17
8区(19.7km) 田澤 廉 駒沢大 57:34