中国のアリババグループ傘下の金融会社「アントグループ」は、今月5日に予定していた上海と香港の証券取引所での新規上場を一時延期すると発表しました。
「アントグループ」は世界で10億人以上が利用しているとされるスマートフォンの決済サービス「アリペイ」の運営会社で、両取引所への上場で史上最高額となるあわせておよそ3兆6000億円を調達する見通しでした。
中国証券監督管理委員会など4つの金融当局が今月2日、アリババグループの創業者、ジャック・マー氏を含む「アントグループ」の幹部らを呼び出し、管理監督上の指導を行ったと発表、上海の証券取引所は「この指導により、追加の情報開示などが必要になった」としています。