アメリカ大統領選挙で
民主党のバイデン
前副大統領が
勝利を
宣言した
一方で、
トランプ大統領が
法廷で
争う姿勢を
崩していないことをめぐり、アメリカの
一部の
メディアはメラニア
夫人ら
家族が
敗北を
認めるよう
説得していると
報じました。
アメリカ大統領選挙は
民主党のバイデン
前副大統領が
勝利を
宣言し、
来年1
月の
就任に
備えて
政権移行に
向けた
動きを
加速させていますが、
トランプ大統領は
敗北を
認めず、
法廷で
争う構えを
崩していません。
こうした中、CNNの電子版は8日、関係者の話として娘婿で最側近の1人、クシュナー上級顧問やメラニア夫人が大統領に敗北を認めるよう説得していると伝えました。
また、ABCテレビは、「家族を含む側近らは、この選挙はすでに終わったことをわかっている。威厳を保つ形で大統領が敗北を認める方法についてメラニア夫人らが議論している」と報じました。
こうした報道のあと、メラニア夫人はツイッターに投稿し、「公正な選挙が行われなければならない。違法なものを除き、合法的な票はすべて集計されるべきだ。完全なる透明性をともなった民主主義を守らなければならない」と主張しました。
一方、トランプ陣営の幹部はツイッターに「クシュナー上級顧問は大統領に集計が正確に行われるよう、法的な手続きをとるべきだと進言している。報道は事実ではない」と投稿しました。
さらに有力紙、ニューヨーク・タイムズはホワイトハウス高官の話として、クシュナー上級顧問が裁判で争うべきだとトランプ大統領にアドバイスしていると伝えました。
さまざまな情報がメディアを通じて飛び交う中、「選挙はまだ終わっていない」とするトランプ大統領の今後の出方に関心が集まっています。