グテーレス事務総長は9日、報道官を通じて声明を発表し、次期アメリカ大統領と副大統領に当選確実のバイデン氏とハリス氏に祝意を表した上で、「アメリカと国連の協力関係は、世界が直面する課題に取り組むために必要不可欠な柱だ」と強調しました。
バイデン氏は気候変動対策の国際的な枠組みであるパリ協定への再加入を掲げるなど国際協調を重視する姿勢を見せているだけに、国連としても今後に期待を寄せています。
一方、祝意の表明を9日まで待ったことについては国連としてはトランプ政権を刺激しないよう、配慮したものとみられています。